ビジュアルフォーカシング
フォーカシングという技法があります。
フォーカシングとは、身体感覚を手がかりにして自分の内面と対話する心理療法です。
身体を使って自己の気づきを促し、心を癒していくプロセスです。
「身体と対話する」という考え方の土台となった技法です。
誰もが、何かについて、感じたり、考えたりするとき、身体に何らかの反応を起こしています。
たとえば、「胸がざわつく」など、身体の変化を通して、自分の「内なる声」が語りかけています。
つまり、フォーカシングとは、心のメッセージ(何らかの意味を持っている身体感覚を通して)に耳を傾ける方法です。
内なる自己が、あなたに伝えようとしているメッセージを聴いていくというプロセスです。
フォーカシングは、「自分の心の声を聴く」のに、とても有効です。
身体を使って自己の気づきを促し、心を癒していくプロセスです。
フォーカシングでは「自己内対話」をしていくことで、自己受容・自己一致をしていきます。
しかし、混乱している方ほど、フォーカシングが難しく・上手くいかないことが多いのです。
とてもシンプルな手法でありながら、徹底して身体に声を聴いていくため、解消するまでに時間が必要であったり、途中で混乱が起きるケースがあるからです。
そのためビジュアルフォーカシングでは、より痛みなく、より簡単に・より短時間に・問題解決ができるのが特徴です。
ビジュアルフォーカシングは、フォーカシングの進化系です。
言語化できない、今ある「イライラ」、「モヤモヤ」の感じが、楽になる手法です。
「イライラ」、「もやもや」というのは、身体の反応です。
ビジュアルフォーカシングは、「言語化できない思いや感覚」や、「今、ここ、にある問題」について、そこに紐付けられた身体感覚と気持ち(感情)を切り離し、新しい反応になることで新しいものの見方へ導くことを得意としています。
ビジュアルフォーカシングは、身体感覚(フェルトセンス)を通して、感覚と気持ちへアクセスします。
ビジュアルフォーカシングでは、言語化する前の段階で反応している、身体に起きている感覚に働きかけて変化を起こします。
エモーションフリーとビジュアルフォーカシングは、互いに補完しあう関係です。
組み合わせることで、相乗効果も高まります。
>> Wavyプロセス